大学生であろうと社会人であろうと留学やワーホリはもちろん楽しいことだけではありません。
インスタなど留学やワーホリをしている人のSNSを見ていると「留学楽しそう」「遊んでいる」というイメージを持っている方が多いと思います。
実際、留学やワーホリは、辛いことや悲しいこと、惨めな思いをしたり悔しい思いをすることが日常茶飯事だったりします。
例えば、向こうに行けば洗濯機を使うのにも使い方やシステムを知るまで苦労したりするものなのです。
日本では当たり前にやってきたことが、違う国に行けば1つやるのにも慣れるまで相当時間がかかり辛い想いをすることもあります。
しかし、ほとんどの人が、ネガティブなことをSNSにあげていません。
実際私の経験からも留学中、インスタにはお洒落なカフェに行ったり、綺麗な景色を見たり、観光をしたり、友達の写真であったり、楽しい内容を投稿します。
本当に留学中辛い時は、SNSにはあげませんでした。
辛い時は、日本の友達にテレビ電話をしたり、日記に弱音を吐いてみたり、一人で泣いたり、留学生みんなそれぞれの方法で解決しています。
留学中に辛いことがあってもインスタなどのSNSにあげる留学生はあまり見たことがないので、留学をしたことがない人には留学のマイナス面が見えないので伝わっていないと思います。
もちろん留学がどのくらい大変なのか、実際してみないと分からない部分もあります。
留学で大変だったこと、どうやって乗り越えたのかなど、今後留学をするのか迷っている方、これから留学をすることが決まっている方に少しでも参考になればと思います。
今回ご紹介する内容は、どこの国に留学しても共通することだと思います。
留学で辛かった6つのこと
中国留学で辛いこと、何が思い浮かびますか?
おそらく海外に住むとなると食事、病院、ビザ、言語、色んな問題が浮かぶと思います。
留学で辛かったことをまとめると下記点です。
留学で辛かったこと〜環境面〜
- 食事が合わずお腹を壊す
- 体調が悪い時に保険適用の病院に行くのがめんどくさい
- 寮が二人部屋で一人の空間がないとき
- 孤独を感じたとき
留学で辛かったこと〜語学面〜
- 語学の成長が見えず焦るとき
- モチベーションが下がったとき
食事面の乗り越え方
どこの国に留学しても、食事が合う国はなかなか見つかりません。
どんなにご飯が美味しい国でも、しばらくすると飽きてきたり、日本食が恋しくなります。
私は留学中お腹を壊したりすることが多々ありました。
一番手っ取り早いのは、①現地の人に美味しい日本料理のお店を聞く、②日系スーパーを探して自炊することです。
あと、できれば『だしの素』や『コンソメ』などの荷物にならない調味料は持っていくことをオススメします。
みりんや酒なども日系スーパーで購入すると高いので、可能であれば持っていくことをオススメします。
体調不良の時の対処法
私は、体調が悪い時に保険が適用する病院が遠くて、そこまで行くのがめんどくさくなって、結局自力で治さなければいけないなんてことがありました。
一番良かったのは、日本から薬や熱さまシート、ポカリの粉末を持って行っていたことです。
特にポカリはなかなかコンビニなどで手に入らなかったので、お腹を壊した時などは水で粉末を薄めてすぐに飲むことができるので大変便利でした。
次に大事なのは、体調が悪い時に頼れる友達を作っておくことです。
体調が悪い時って、顔も変だし誰にも会いたくないですよね・・・。
そんな時でも自分のすっぴんを見せても気を遣わないような関係性の友達が近くにいると困った時に食べ物を買ってきてくれたり、とても助けてくれます。
私も体調が悪い時は、同じ寮に住んでる友達に頼りました。
相部屋でしんどい時の対処法
留学では、ルームシェアしたり、二人部屋に住んだりする留学生は多いと思います。
私は一人になりたい時に落ち着くカフェなど開拓しまくってました。(笑)
普段からここは安らげるという秘密基地を見つけておくことはとても重要です。
いざというときにそこで一人でゆっくりしたり、考え事をしたりしていました。
一番困ったのは泣きたい時に泣ける場所がなかったことです。(笑)
留学中辛すぎて泣きたい時って沢山あるんです。
ルームメイトと涙を見せられるくらいの関係を築けていれば問題ないのですが、気を遣ってなかなか難しかったりします。
ルームメイトが私が寝たと思って号泣している時もありましたし、私も泣きたくて歩き彷徨って人が少ない駐車場にしゃがみ込み夜中に泣いたこともありました。(笑)
思いっきり泣ける居場所を作ることはとても重要だと思います。
孤独を感じたときの対処法
友達がいても孤独は感じることがありますよね。
現地で気の合う友達が一人でもできれば良いのですが、結構難しかったりします。
私は会社を辞めて留学したので、人と違った経験をしていくうちに人には理解し難い悩みが出てきて共感してもらえず孤独を感じることが多かったです。
留学では誰でも絶対にしんどいことがあると思うので、面倒くさがらずに一人でも良いので気を遣わずに話せる友達を作る努力をしてください。
第一印象が苦手な人でも話してみると意外と気が合うかもしれません。
不思議なことに海外では日本で出会っていたら絶対に友達にならないようなタイプと仲良くなることもあります。
そういう出会いも留学の醍醐味の1つでもあります。
語学の成長を感じず焦る時の乗り越え方
本当に留学中にやって良かったことは、自分の語学レベルを定期的に記録することです。
留学当初から、iphoneのボイス機能で気が向いた時にたまに日記のように今日あったことを話して録音していました。
実は、語学力が伸びているかどうかって人から褒められたりしないと、なかなか自分では気付けない部分です。
私はよく焦った時、留学当初の自分のボイスを聞いて、『あ、この時より今の自分は全然話せているな』と感じて、自分は進んでいるんだと実感させることで乗り越えていました。
録音を聞くと、自分がこんな風に話しているんだと客観的に見れたりもして改善点が見えてきて、一つの勉強法としても効果的でした。
今までの勉強方法に行き詰まった時は、一度自分の話している録音を聞いて客観的に見てみることは次のステップのヒントになります。
モチベーションが下がった時の乗り越え方
みなさんのイメージ通り、ただ遊んでいるだけの留学生もたくさんいますが、頑張って真面目に語学を取得しに来ている留学生がぶつかる壁No.1はモチベーションが下がったときだと思います。
誰でも最初はモチベーションがMAXだと思うんです。
それを維持することはすごく難しいです。
私は、中間テストが終わって、スイッチが切れてモチベーションが下がった時期がありました。
中級までは成長を感じて頑張れば伸びたけれど、中級くらいからなかなか伸びず、モチベーションが上がらないこともありました。
日本にいる友達に電話したり、頑張っている友達と話して刺激をもらいモチベーションをあげることも一つですが、
そんな時は、自然にまたやる気が出て来るまで自分の気持ちに素直になってみて、しばらくはボーッとして落ちるとこまで落ちてみるのが一番良いと思いました。
そうするといずれ焦り出します。(笑)
私はそういうとき、無理をしないで一度休憩しようと思い、1ヶ月くらい授業を受けるだけで復習や自習を一切しませんでした。
でもそうしていると、自然とまた頑張ろう!と思えるきっかけに出会えます。
店員さんに自分の中国語が通じなかったり、授業で先生が言っていることが分からず悔しかったり、クラスメイトが成長しているのが目に見えたとき焦ったり、中国人の友達と会ったときにうまく話せなかったり、街中で中国人同士が話している内容がほとんど分からなかった、などなど。
留学していると色んな場面に遭遇します。
そうやって語学を頑張ろうと思える場面に遭遇できることが、留学の良いところだと思います。
日本にいてもオンラインでも中国語を勉強できるのですが、強制力もなければモチベーションが下がった時に、上記のようなモチベーションが戻る機会がなかなか日本にはありません。
日本にいると自分自身がストイックになって追い込める性格でないと語学の取得は難しいです。
留学では、日本では経験できないような悔しい思いをする機会に何度も遭遇します。
だから頑張れる、その結果日本で勉強するより留学した方が話せるようになるんだと思います。
以上になります。留学で辛いこと、乗り越え方をまとめました。
これから留学を検討している方、辛いことばかりではありませんが、ぜひ参考にしてください。
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