中国人は、氷を入れた水や飲み物を飲む習慣がなく、夏でも常温で飲み物を飲みます。
中国人が日本に来てびっくりすることは、氷が入っている飲み物が多いことです。
中国人は、アイスを食べることも避けるくらい、身体を冷やさないように日本人以上にかなり気を使っています。
そんな中国で身体に良いと言われている食べ物がいくつかあるので、今回はそのうちの1つをご紹介します。
中国のなつめって何?
紅枣(大枣)とも呼ばれるこの赤い物体。
紅枣(大枣)は、日本語でなつめです。
最近日本でも、デーツが身体に良いと話題になりましたが、中国のなつめ とは違います。
日本ではあまり馴染みがないようですが、実は奈良時代から日本に存在していたようです。
中国人の友達からもらい、初めて食べるときは「一体これは何なんだ?!」と食べるのに少し勇気が入りましたが、一度食べると癖になります。
ちなみになつめは、中国語で2つ言い方があります。1つは红枣(hong zao ホンザオ)、もう一つは、大枣(da zao ダーザオ)と言います。特に言い方を変えても違いはありません。
中国版google「百度」でも、下記のように「特に言い方によって違いはなく、どちらの呼び方も同じ食べ物を指す」と記載されています。
大枣と红枣の違い
中国にはどこのスーパーでもなつめ 红枣(大枣)が売られており、なんとこのナツメ、ただ美味しい食べ物というだけではなく、健康への効果があり、中国の美容・ダイエット食品でもあります。
中国のなつめの効果
ナツメの効果
- 胃腸が弱っているときに強くしてくれる、食欲増加に効果あり
- 腸を整えてくれて便通が良くなる
- 補血してくれて免疫力が高くなり身体を元気にしてくれる
- 血液に栄養を与えてくれて精神的に安定する
- 鉄分とビタミンCが入っていて貧血にも効果あり
- アレルギーにも効く
中国版google「百度」で調べたところ、病食として紹介されていました。
上記まとめると、下記のように書かれています。
- 豊富なビタミンCが入っているので、結石の病気の人に効果がある
- 鉄分が含まれているので、更年期の中年や若者の生理や貧血にも効果がある
- 血液をサラサラにするルチンが含まれているので高血圧の予防にきく
- 栄養が含まれているので病気で弱った患者に作用する
- アレルギーに効く
この1つの食べ物でこんなに効果ある食べ物ってすごくないですか!?(笑)
鉄分だけでなく、ルチンやビタミンCまで入っているなんて優秀すぎます。
ちなみに韓国では、参鶏湯など料理やお茶に入れて飲むらしく、縁起の良いものとして婚礼で出てきたり、子宝に恵まれ福をもたらす果実だと言われているようです。
なつめを日本で購入する方法
日本では、中国のようにどこのスーパーでも手に入るほど身近なものではないですが、ネットや専門店で手に入ります。
下記が、amazonで一番口コミが高い中国のなつめです。
私も食べたことがありますが、もし試すのが怖いようでしたら(笑)、下記のようなものから試してみるのもありです。
口コミにあるように、やはり体調が良くなったり便通にも効果があるようです。
日本の専門店に売ってたりするのは、結構加工してたりするので、ただ甘くて本来の美味しさがなかったりします・・・。
なつめの美味しい食べ方
中国で色んななつめを食べましたが、タオバオで売っているこのなつめが一番美味しくてお気に入りでした。
なつめの中にレーズンとナッツが入っていて、2つともなつめと相性が抜群でなつめが更に美味しく感じるんです。
日本には上記のようにセットで売っていないと思うのですが、レーズンやナッツも身体に良いものなので、是非一緒に食べてみてください。
実は、レーズンは海外ではスポーツや登山家の食事等で利用されていて、少量でもエネルギーが摂れるので、食欲が低下する妊娠初期のお母さんや高齢者にもオススメされています。
せっかくなのでレーズンの健康への効果を紹介します。
レーズンの効果
- レーズンは干しぶどうとも呼ばれているが生のぶどうに比べて約5倍ものカリウムが含まれているので、夏バテ予防の他、むくみ予防や筋肉の動きをスムーズにする効果あり
- レーズンは善玉菌のエサとなる『水溶性食物繊維』と腸の動きを刺激する『不溶性食物繊維』2つの食物繊維を含んだ優秀なフルーツで、2つの食物繊維でおなかの環境をきれいにしてくれる
- ナツメにも含まれている鉄分がレーズンにも含まれている
野菜や果物から食物繊維をとりたくても、日本は果物がとても高いですよね・・・。
レーズンだと手軽に食物繊維を摂取できるので、ナツメと一緒に食べて、鉄分不足を解消して息切れや体のだるさを予防できて、、、一体一石何鳥になるのでしょう。(笑)
ただ、糖分が含まれているので、あまり食べ過ぎないようにしてください。
カリフォルニアレーズンの場合だと、1日1/2カップ程(約120粒ほど)が目安の量です。
日本で最近よくナッツやクルミが身体に良いと言われているのでご存知な方も多いと思うので、ついでにクルミも紹介します。
クルミの効果
- オメガ3脂肪酸が含まれているので、血液中の脂質濃度を下げ、コレステロールや中性脂肪を抑える効果あり
- クルミに含まれている抗酸化物質は活性酸素を抑制し、動脈硬化や高血圧の予防、がん予防、アンチエイジングなどの効果あり
- ビタミン類E・B6・B1が含まれているので、むくみの軽減に効果あり
- クルミに含まれている葉酸は、身体の発育にも重要であるため、妊婦さんにも良い栄養素
- マグネシウム・銅・亜鉛などのミネラルが高血圧と貧血の予防をしてくれる
- 食物繊維も含まれている
クルミも栄養が半端ないですね。
私はナッツやクルミが身体に良いと何度聞いてもそんなに味もないし、なかなか単体で食べる気にならないんですよね・・・。
でも、ナツメと一緒になら食べたいです。(笑)
この宝珠山というブランドのものは本当に美味しく、授業中や仕事中にも、小腹が空いた時など一日3〜5個くらいを目安に食べていました。
お菓子を食べる代わりにこれを食べるとダイエットにも身体にも良いです◎
中国では、そのまま食べるだけではなく、こんな風に料理の中に入れることもあります。
煮てお粥に入れたり、暖かいお茶に入れて飲むのも身体に良いようです。
以上、中国の健康に良い食べ物を紹介しました。また何か中国の優秀な食べ物を見つけたらお伝えします。
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