私は中国企業と取引したり、中国人の同僚と一緒にお仕事ていますが、日本とは違う部分ももちろんたくさんあって、本当にびっくりすることも多々あります。
今回は中国へ出張へ行く方や、中国ビジネスを始めようとされている方に、なるべくびっくりしないように(笑)、日本のビジネスとの違いなども含めてご紹介します。
やりとりは基本wechat
日本だとビジネスでは、まだまだLINEよりメールが主流ですが、中国ではwechat(中国版LINE)を仕事で使用します。
wechatの機能は優れていて、最近LINEも支払いができるようになったり少しずつ追いついていますが、wechatの機能に寄せている感じはしますね。
まだLINEにない機能としては、wechatでグループを作成するときもグループのオーナー(所有権)を決めることができるので、グループからオーナーだけが誰かを追い出したりできます。また、グループのQRコード作成やグループ通知などの機能もあります。
wechatのモーメンツ(タイムライン)も、記事を共有したり、インスタのように映えを映したり、LINEのモーメンツよりも日常的に使用されています。
お仕事でも基本的にwechatを使用します。
会食の料理は残して大丈夫
日本だと会食で料理を残すのが失礼に値すると考えられていますが、中国では料理をたくさん頼んで残すのが一般的です。
なので、無理して食べようとしなくて大丈夫です。
でも中国人の取引先などからは「多吃一点」(いっぱい食べてね)と何度も言われると思います。(笑)
中国人からしたら口癖のようなものなので、あまり気にしなくて無理に食べなくて大丈夫です。
PDCAではなくDO!DO!DO!
日本は検討の文化がありますよね。
日本は比較的、決断・決裁が遅いです。
何かビジネスをスタートするまでとても時間をかけて、PDCAのPlanの時間が長い傾向があります。
しかし中国は、まずやってみる!まずはPDCAのDoからスタートします。
なので、事前に報告や連絡がないことが多いです。
気付いたらこんなことになってた!確認したら変わったよ〜みたいな感じです。(笑)
日本人からしたら「はあ!?事前に言ってよ!」となってしまうところも中国からしたら何でそんなに怒ってるの?という感じです。
まずはやってから考えるのです。
日本は失敗やリスクを考えて検討が長いのですが、中国はやってみてから失敗したらどうするか考えます。
スピードが命
PDCAのDの話と似ていますが、とにかくビジネスのスピードが日本に比べて圧倒的に早いです。
例えば、中国のレンタル自転車ビジネス。
私が留学した時は、ofo(黄色)とmobike(オレンジ)しかなかったですが、卒業する1年後には5社くらい水色の自転車や緑の自転車などが上海の街中に溢れて、街はとてもカラフルになりました。(笑)
そこで、路上にたくさん止まっている自転車も問題になり、上海市はいろんな規制を出したりもして、撤退したレンタル自転車もありました。
中国はビジネスを始めるのも早いですが、終わるのも早いです。問題が出てきたらすぐ辞めます。
トータルして言えることは中国は決断が早い、ということでしょう。
以上になります。
あげればキリがないので、まだまだありますがまたの機会にご紹介したいと思います。
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