「留学したいけど、就活が遅れそうで踏み出せない…」
「留学中に就活って本当にできるの?」
「留学と就活の期間が被ったらどうすればいい?」
そんな不安を抱えている学生の方へ。
留学経験あり×毎日新卒面接を行っている現役面接官の私が、留学中でもできる就活・できない就活を本音でお伝えします。
結論から言うと、留学中でもできる就活はたくさんあります。スケジュールと準備さえ整えれば、留学と就活は十分に両立可能です。
留学中でもできる就活7つ|現役面接官が厳選

「留学中は就活が止まる」と思っていませんか?実は留学中にできる就活準備はたくさんあります。帰国後に一気にスタートダッシュできるよう、海外にいる間に着実に進めておきましょう。
① SPIの勉強
場所を選ばずできる就活準備の代表格です。アプリや問題集を使えば現地でも毎日コツコツ積み上げられます。
帰国後の選考解禁直前に慌てないためにも、留学中に仕上げておくのがおすすめです。
② 自己分析
留学中は自分を見つめ直す絶好のタイミングです。
異文化の中で感じたこと・気づいたこと・驚いたことがそのまま自己PRやガクチカの素材になります。
日記やメモに残しておく習慣をつけると、帰国後の言語化がスムーズになります。
③ 企業・業界研究
気になる企業のIR情報・採用ページ・ニュースリリースはオンラインで全て読めます。
帰国後に「企業研究が追いつかない」と焦らないよう、留学中に志望業界を絞り込んでおくと帰国後の動きが格段に速くなります。
④ オンラインインターンシップへの参加
最近は1dayや3dayのインターンシップをオンラインで実施する大企業が増えています。
海外にいるからという理由で参加を断られることはほぼありません。
現地との時差さえ問題なければ積極的に参加しておきましょう。
面接官 KOKOオンラインインターンに参加しておくと、面接の練習・社会人との接点・自己理解・会社理解・業界理解が同時に深まります。
1dayでも参加する価値は十分あります。
⑤ 現地の社会人と交流・相談
これは留学中にしかできない就活準備です。
現地の日系企業には支店長クラスや現地法人の社長など、日本にいたら簡単には会えない社会人がいます。
興味のある業界の方と知り合えたら、積極的に話を聞かせてもらいましょう。紹介をお願いしてみるのも手です。
⑥ 現地の日系企業でインターンシップ(特におすすめ)
これが一番差をつけられるポイントです。現地の日系企業はオープンに募集していなくても、個別で問い合わせるとインターンを受け入れてくれるケースが多いです。勇気を持って直接連絡してみてください。
現地でのインターン経験は、帰国後の就活で強烈な差別化ポイントになります。
単なる「留学経験」ではなく「海外での実務経験」として語れるため、面接官の印象が大きく変わります。
⑦ OB・OGへのオンライン訪問
Zoomなどを使えば、留学中でも日本にいる先輩社会人にOB・OG訪問ができます。
時差を逆手に取って、日本の夜=現地の昼間に設定するとお互いの都合が合いやすいです。
業界理解・企業理解が深まるだけでなく、帰国後の選考に繋がることもあります。
⑧ オンライン面接を受ける
最近は面接をオンラインで行う企業が大幅に増えました。
最終面接だけ対面、それ以外はオンラインというスタイルの企業も多いです。
選考解禁後は時差に注意しながら、留学中から面接を受けることも十分可能です。
留学中にできない就活


正直に言うと、どうしても留学中にできないことも2つあります。
留学中にできない就活
- 対面の選考(会社説明会・面接)
- 対面のインターンシップ(国内)
特に大企業の対面インターンシップや最終選考は、物理的に日本にいないと参加できません。
志望企業・志望業界によっては、帰国時期が就活に直接影響する場合があります。
留学に行こうか迷っている方へ:おすすめのスケジュール


「行きたいけどタイミングが怖い」という方へ、2つの選択肢を提案します。
| パターン | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| ① 就活前に帰国 | 3年春〜夏の就活本格化前に帰国するよう逆算してスケジュールを組む | 最もリスクが低く、就活に専念できる |
| ② 内定後に留学 | 就活を終えて内定をもらってから長期留学に出発 | 就活と留学を切り離せる。入社前留学を認める企業も増えている |
どちらにするかは志望業界・留学期間・語学目標によって異なります。
ただ共通して言えるのは、「なんとなく行って、なんとなく帰ってくる」スケジュールが一番リスクが高いということです。逆算して計画を立てましょう。
インターンシップは長期と短期どちらがいい?


オンライン(短期)インターンは積極的に参加すべき
オンラインで受けられる1dayや短期インターンは、留学中でも参加可能です。
1dayでも積極的に参加することをおすすめします。
面接練習・社会人との接点・会社理解・業界理解のすべてが同時に得られます。
対面(国内)インターンは長期の方が断然おすすめ
対面で参加できる状況なら、できるだけ長期インターンシップへの参加をおすすめします。
面接をしていて、長期インターン経験者とそうでない学生には明らかな違いがあります。
面接官が感じる長期インターン経験者の特徴
- 落ち着きがある——社会人と話すことに慣れているため、緊張が少ない
- 自信が伝わる——自信がない学生はすぐに雰囲気でわかります
- コミュニケーションが円滑——会話のキャッチボールが自然にできている
もちろん長期インターン経験者でも不合格になることはあります。
ただ、割合として長期インターン経験者はコミュニケーション能力が高い傾向があるのは事実です。
面接で見られているコミュニケーション能力とは


「コミュニケーション能力」は抽象的に語られがちですが、面接官が実際にチェックしているのは以下の2点です。
① 笑顔で明るく受け答えできているか
意外に思われるかもしれませんが、笑顔で明るく話せていない学生は非常に多いです。
緊張するのは当然ですが、それでも笑顔を意識できているかどうかは、面接官にとって大きな印象差になります。
② 簡潔に回答できているか
以下のようなパターンはマイナス評価につながりやすいです。
NGな回答パターン
- 話が長くなり、要点が見えない
- 聞かれた質問に答えず、関係のない話をする
- 結論を最後に言う(先に結論を言う習慣がない)
- 聞かれた以上のことを話して時間を浪費する
基本は「結論→理由→具体例→まとめ」のPREP法を意識するだけで、回答の印象は大きく変わります。
留学中でも模擬面接の練習は積み重ねられるので、意識してみてください。
インターンシップをガクチカでアピールするときの注意点
インターンシップをガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で話す学生は多いですが、内容次第では評価が下がることもあります。
面接で実際に見てきた不合格パターンをお伝えします。
不合格になりやすいガクチカのパターン
- 取り組みが一般的すぎる——「参加した」「役割をこなした」だけで終わっている
- 自分の工夫を深掘りできていない——インターンの内容説明で終わってしまい、「あなた自身が何を考え、どう動いたか」が伝わらない
面接官が聞きたいのは「あなたがその経験を通じて何を考え、どう工夫し、何を学んだか」です。
インターンの内容説明はあくまで背景。主役は常に「あなた自身の思考と行動」であることを意識してガクチカを作りましょう。
ガクチカの作り方ポイント
「何をしたか」ではなく「なぜそうしたか・どう工夫したか・その結果どうなったか」を具体的に語れるように準備しておきましょう。
まとめ:留学と就活は両立できる


この記事のまとめ
- 留学中でもSPI・自己分析・企業研究・OB訪問・オンライン面接はできる
- 現地の日系企業への直接問い合わせインターンは特におすすめ
- 対面の選考・国内インターンは留学中には参加できない
- スケジュールは「就活前に帰国」か「内定後に出発」で逆算する
- 長期インターン経験者は面接での落ち着き・自信・会話力が際立つ
- ガクチカは「経験の説明」ではなく「自分の思考と工夫」を語ること
留学と就活は「どちらかを犠牲にする」ものではありません。スケジュールと準備を整えれば、留学経験が就活の強みになるルートは十分にあります。
留学が就活に有利かどうかについては、こちらの記事もあわせてどうぞ。


KOKO | 国家資格キャリアコンサルタント
新卒で入社した会社を辞めて上海留学へ。帰国後の就活に失敗するも、営業職への転職に成功し年収150万UP。その後海外駐在を経験し、現在は人事として新卒・既卒採用を担当。



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